個人事業主・フリーランスになって失業保険を受給する条件や流れ・注意点を解説

会社を辞めた際に受け取れるのが失業保険です。

実は個人事業主やフリーランスであっても、特定の条件を満たすことで失業保険を受け取ることが可能です。

本記事では、個人事業主やフリーランスが失業保険を受け取れる理由についてまとめました。

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個人事業主・フリーランスになって受給する条件

個人事業主やフリーランスとして働き始める場合でも、一定の条件を満たせば失業保険を受給できる可能性があります。

ここでは、受給に必要となる基本的な条件を4つ解説します。

  1. ハローワークで失業保険の申請
  2. 積極的に業務委託の案件を探している
  3. 失業状態で働ける能力と意思がある
  4. 過去2年間に雇用保険に通算12ヵ月以上加入

ハローワークで失業保険の申請

失業保険を受け取るには、必ずハローワークで申請手続きを行う必要があります

退職後に自動で支給されるわけではないため、放置すると給付を受けられません。

申請では、離職票や本人確認書類などを提出し、失業の状態であることを証明します。

また、就職への意欲を示すことも条件の一つです。

窓口で申請を済ませてはじめて、給付の審査や支給が始まります。

積極的に業務委託の案件を探している

失業保険を受給するには、就労への意欲を示すことが不可欠です。

フリーランスの場合は、正社員求人ではなく業務委託契約の案件を探す行動が求められます。

例えば、クラウドソーシングサイトや専門の求人媒体では、在宅や常駐型の委託案件が数多く掲載されています。

こうした仕事に積極的に応募することで、働く意思を具体的に示すことができます。

さらに、ハローワークに相談し、求人情報を幅広く収集する姿勢も大切です。

失業状態で働ける能力と意思がある

失業保険を受け取るためには「働ける能力」と「就労の意思」が必要です。以下の点を確認しておきましょう。

  • 健康状態に問題がなく、すぐに働ける体調である
  • 家庭の事情などで就業時間を確保できる環境にある
対象外となる状態
  • 怪我や病気で長期間働けない場合は対象外
  • 妊娠や出産により働けない状況では受給できない
  • 親族の介護で就労が難しい場合も資格を失う可能性がある

申請の前に、自分が「働ける能力と意思」を備えているかを確認することが大切です。

過去2年間に雇用保険に通算12ヵ月以上加入

失業保険を受給するには、雇用保険の加入期間が重要な条件となります。

自己都合退職と会社都合退職では必要な加入期間が異なるため、注意しましょう。

退職理由加入期間の条件該当するケース例
自己都合退職退職前2年間に通算12ヵ月以上加入転職希望や家庭の事情など
会社都合退職退職前1年間に通算6ヵ月以上加入契約満了・解雇・倒産など

加入期間は離職票や雇用保険被保険者証で確認できます

あらかじめ把握しておくことで、申請をスムーズに進められます。