産休・育休後にすぐ退職できる?メリットと注意点、失業保険について解説!

産休後や育休後にすぐ退職してもいいの?

産休後や育休後に退職したときの生活費が不安…

円満に退職するにはどんなことに気をつけるといい?

と思っていたり悩んでいたりしませんか?

これから産休・育休を取得する方や、産休・育休を取得している方の中には、職場復帰せずにすぐ退職できるのか知りたいと感じているケースもあるでしょう。

結論、法律上は産休や育休取得後にすぐ退職しても問題ありません。

社会人のマナーとしては望ましいものではなく、退職前にやるべきことを押さえるのがポイントです。

退職後には給付金をもらえるケースもあることから、前向きに検討するとよいでしょう。

今回は、産休・育休後にすぐ退職するときの注意点やメリット、手当などについて給付金サポートのプロである私が解説します。

最後まで読めば、産休・育休後に退職するときに抱きやすい疑問点を解消できるでしょう。

著者情報

退職サポーターズ編集部

「退職サポーターズ」では、社会保険給付金の申請を退職のプロと社会保険労務士が支援します。当メディアでは、自己都合退職や会社都合退職にともなう手続きや、失業保険・傷病手当金などの制度について、正確かつ実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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産休・育休後に退職するのはマナー違反?

産休・育休後にそのまま会社を辞めても大丈夫なのか、と不安に思っている人もいるでしょうね。

ここからは産休・育休後の退職はマナー違反になるのか、解説を行います。

法律上は退職しても問題ない

結論から言うと、産休後の退職は何も問題ないんです!

日本では「退職の自由」が法律で認められています。

これは民法第627条において、退職の自由に関することが定められており、退職したい労働者は自由に退職できるほか、労働者が退職したいと意思を示してから2週間で雇用関係が終わるというルールが。

ですので、産休・育休を取得してから急に予定を変更して退職に至ったとしても何ら問題はありません。

会社や同僚への配慮を忘れないようにしよう

退職の自由が法律で定められているように、産休・育休後の退職は違反行為でも何でもないので、堂々と産休後に会社を辞めても大丈夫ですよ!

でも、産休・育休後の退職は違法ではありませんが、マナー違反として考えられるかもしれません。

そもそも産休や育休はあくまでも職場に復帰するのが前提の制度であり、妊娠・出産・育児がある程度落ち着いたら、今までの職場に復職することが求められます。

職場で働く同僚たちは人手不足で忙しいところに産休・育休で離脱されてしまい、1日でも早く帰ってきてほしいと同僚たちも復帰を願っているのは当然と言えます。

そんな中で、ある日急に予定が変わって退職という判断が下されると、職場の人たちをがっかりさせてしまう人手不足で迷惑をかけることも十分に考えられるのです。

このため、会社や同僚への配慮を忘れないようにし、退職の自由があるからと2週間前に急に退職の意思を示すのではなく、できる限り会社の規則に則る形で退職の手続きを進めることが求められます。

できれば産休や育休に入る前に、復帰できるかどうかは子どもが産まれてみないとわからないと今後のことは未定であることを伝えておくのがおすすめです。

育児休業給付金の返金は不要

育休を取得する際、「育児休業給付金」を受け取ることができます。

一方で育児休業の時期に退職する場合、育児休業給付金は返金すべきなのかと不安になる方がいるかのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、育児休業給付金の返金は不要です。

退職を決断するまでは育児休業中であり、育児休業を始めた時点では退職の予定がなかったわけですから、返金の必要はありません。

育児を経験する中で、環境や体調の変化に伴い、とても職場への復帰ができそうにないと判断するケースも十分に考えられます。

その場合に返金の必要がないのは安心できるポイントと言えるでしょう。