調剤薬局事務を辞めたいと思ったらするべきこと!辞めたくなる理由も紹介

調剤薬局事務の仕事を辞めたい…

調剤薬局事務を辞めたくなったときに何をすればいい?

おすすめの転職先や、辞める前に知っておくといいことについて教えてほしい!

と思っていたり悩んでいたりしませんか?

調剤薬局で事務の仕事をしている方の中には、辞めたいと感じながら日々働いている方もいるでしょう。

結論、調剤薬局事務の仕事を辞める決断をする前に、やっておくべきことや知っておくべきことなどを理解し、実際に行動することがポイントです。

すぐに決断せず、やるべきことをやったうえで辞めることで、退職したあとの後悔を防げます。

今回は、調剤薬局事務を辞めたくなる理由や対策方法、知っておくとよいこと、おすすめの転職先や退職後のお金の対策について、転職サポートのプロである私が解説します。

最後まで読めば、調剤薬局事務の仕事を辞めるべきか判断しやすくなるでしょう。

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調剤薬局事務を辞めたいと思う5つの理由

調剤薬局事務を辞めたいと実際に思うのはどんな理由なのか、大きく分けて5つあります。

  1. 残業が多い
  2. 給与が意外と低い
  3. 薬の名前を覚えられない
  4. 薬剤師や同僚との人間関係で疲れる
  5. 患者からのクレームが辛い

調剤薬局事務を辞めたい5つの理由についてご紹介していきます。

残業が多い

1つ目は残業が多い点です。

一般的な事務は決まった時間で帰宅できるイメージを持たれますが、調剤薬局は基本的に周辺の病院の診療時間に合わせています。

最近は仕事帰りの会社員が利用できるよう、遅くまで開いている病院も多く、その分、調剤薬局も営業時間が遅くなります。

結果的に残業なども長くなってしまい、大変な思いをしている人が出てくると言えるでしょう。

給与が意外と低い

2つ目は調剤薬局事務の給与が意外と低い点です。

調剤薬局事務は資格がなく、未経験でも始められるため、給与もそこまで高くはありません。

医療関係の仕事に就きやすいのはいい点ですが、給与が低いわりに仕事量がそれなりにあるため、割に合わないと考える人も出てきます。

特に給与目当てで仕事を選んでいる人からすると納得できない部分も出てくるでしょう。

薬の名前を覚えられない

3つ目は薬の名前を覚えられない点です。

調剤薬局で取り扱う薬の数は相当あり、内科や小児科、皮膚科など複数の病院が集まれば、その分、取り扱う薬はどんどん増えていきます。

これを覚えないとスムーズに仕事をすることはできないため、一生懸命覚える必要があり、なかなか大変です。

給与が低くて、やっていることがハードとなると働く気がなくなるのも十分に考えられます。

薬剤師や同僚との人間関係で疲れる

4つ目は、薬剤師や同僚との人間関係で疲れるという点です。

薬剤師は国家資格であり、基本的に薬剤師の発言力が強くなりやすく、調剤薬局事務はその指示を仰ぐ機会が多いと言えます。

すると、高圧的な態度をとられた、細かなことで注意を受けたなど指導を過度に受け取り、辞めたくなることもあるでしょう。

一方、長年働いている人がいるとその人の働き方が重視されるため、そこでソリが合わないこともあります。

患者からのクレームが辛い

5つ目は患者からのクレームです。

患者さんと接するのは調剤薬局事務であり、何か間違いがあったり、手違いがあったりすると矢面に立たされるのは調剤薬局事務。

既に病院でかなり待たされてイライラした患者の場合、調剤薬局でもまた待たされるとストレスが爆発してしまうことも。

クレームがあまりにも理不尽な場合、もう辞めようかと思う人が出てきても不思議ではありません。

調剤薬局事務を辞めたいと思ったらするべきこと

もしも調剤薬局事務を辞めたいと思った場合に何をするべきか、するべきことが3つあります。

  • 労働環境や残業時間の改善を求める
  • 転職活動を行う
  • 体調が悪いなら休職する

辞めたいと思った時にするべきことを3つご紹介します。

労働環境や残業時間の改善を求める

1つ目は労働環境や残業時間の改善を求めていくことです。

意外なことに、同僚や先輩たちの中には労働環境や残業時間を気にせず働いている人もいるため、指摘をしてようやく改善に動くケースもあります。

労働関係の指摘はなかなか指摘しにくい部分がありますが、きちんと言うべきことを言っていくのがおすすめです。

そこで改善に動いて納得できる環境となればそのまま働けばいいですし、何も動かなければ転職活動を始めるのもいいでしょう。

転職活動を行う

2つ目は転職活動を行うことです。

調剤薬局事務自体の仕事が好きで人間関係が嫌だった場合は別の調剤薬局への転職も1つの手です。

同じ医療系でも医療事務の仕事をしたい人は医療事務の仕事を探し、事務系で探すのもいいでしょう。

いずれにしても、なぜ調剤薬局事務を辞めるのかという大きな理由を見つけて、その理由をクリアしている職場を見つけることをおすすめします。

体調が悪いなら休職する

3つ目は、体調が悪い場合には休職することです。

体調を崩し、長時間の仕事に耐えられそうにない場合は上司に相談し、休職を願い出ましょう。

無理に仕事を続ければ体調を悪化させ、長期休養を余儀なくされます。

休職の間に転職すべきかどうかを含めて検討していきましょう。

調剤薬局事務を辞めたいと思った人が知っておくべきこと

調剤薬局事務を辞めたいとある程度決心がついた人が知っておくべきことが3つあります。

  • 2年以上続ければ登録販売者になりやすい
  • どこに就職しても人間関係の悩みはつきもの
  • 辞めた後にもらえる失業保険について

辞めたいと思った人が知っておくべきことについてご紹介します。

2年以上続ければ登録販売者になりやすい

1つ目は調剤薬局事務を2年以上続けると登録販売者になりやすいという点です。

登録販売者はドラッグストアなどで風邪薬や胃薬といった一般用医薬品の販売が行える人を指し、専門資格として存在します。

登録販売者になるには直近5年の中で2年間実務経験があれば認められ、薬剤師の下で働いていた調剤薬局事務での職歴も含まれるため、登録販売者への転身が可能です。

登録販売者は月収が良く、一般的なドラッグストアにはなくてはならない存在なだけに、重宝されやすい存在となっており、給与アップを考えている人にはおすすめと言えます。

そのため、調剤薬局事務を最低でも2年以上続けることを心掛け、あともう少しで達成できそうであればそれまでは我慢するのも1つの手です。

どこに就職しても人間関係の悩みはつきもの

2つ目は、仮にどこに就職しても人間関係の悩みはつきものであるという事実です。

薬剤師の中にも丁寧に教えてくれる人もいるでしょうが、忙しくなるとどれだけ優しい人でもテキパキしようとしてついつい口調が荒くなりがちです。

またどの現場にも仕事歴が長い人はいるため、その人に気に入られなければ仕事がやりにくいというケースも十分に考えられます。

そのため、人間関係どうこうは自分次第でどうにでもなると考えを改めた方がいい場合もあります。

辞めた後にもらえる失業保険について

3つ目は、辞めた後にもらえる失業保険に関することです。

自ら辞める場合は自己都合退職となるため、90日間の受給日数となるでしょう。

90日間で就職先を探す必要がある一方、受給日数を多く残せば再就職手当がゲットできるチャンスも。

仕事をしている最中から準備を始め、早くに就職先が見つけられるようにしておけば、すぐに就職先が見つかって給与が手に入るほか、再就職手当もゲットできます。

調剤薬局事務からのおすすめの転職先は?

調剤薬局事務での経験を活かしたい人にとっておすすめの転職先が3つ存在します。

  • 医療事務
  • 登録販売者
  • 一般事務職

おすすめの転職先についてご紹介します。

医療事務

1つ目は医療事務です。

調剤薬局で働くのが調剤薬局事務だとすれば、医療事務はクリニックなどで働く事務を指します。

無資格でも働ける点では調剤薬局事務と同じであり、既に一定の知識がある分、未経験で入ってくる人と比べれば多少のアドバンテージがあります。

調剤薬局事務とメリット・デメリットはいささか似ていますが、医療系で働き続けたい方にとっておすすめの仕事と言えるでしょう。

登録販売者

2つ目は先ほどもご紹介した登録販売者です。

登録販売者に認められれば、店舗管理者として働けるため、その店の店長的なポジションに就くことができます。

いわばその店の責任者であり、その分、時給も上がりやすい他、人手が足りない地域であればかなり重宝されると言えるでしょう。

責任は重大ですが、調剤薬局事務と比べれば給与面でかなり違うため、割に合わない仕事ではなくなり、やりがいのある仕事の1つとなります。

一般事務職

3つ目は一般事務職です。

フィールドは調剤薬局ですが、事務仕事という点では一般事務職と共通点があります。

一般事務職になるとまた覚えることが出てくるという見方もできますが、それはどの仕事にも言えることです。

一般事務職だと定時で帰る機会が増える分、給与と労働時間が見合いやすくなるというのが大きなポイントです。

調剤薬局事務をすぐ辞めたいけどお金の不安がある場合は?

調剤薬局事務は今すぐにでも辞めたい、だけどお金に不安が…という時におすすめなのが社会保険給付金制度です。

社会保険給付金制度とはどういうものか、ご紹介します。

社会保険給付金制度の利用を検討しよう

社会保険給付金制度は、退職の際に雇用保険などからお金がもらえるという制度です。

会社員で保険に加入していれば社会保険料など自動的に会社側が天引きを行うシステムとなっています。

雇用保険や健康保険など自動的に天引きされていた保険料を、会社を辞める際に申請を出すことで給付金として受け取ることが可能です。

失業保険だと自己都合退職では3か月間しかもらえず、しかも、色々な制約があるため、うっとうしく感じる人も少なくありません。

その点、社会保険給付金制度であればどんな辞め方をしたところで、いくらかの保険金が返ってくるため、失業保険よりも手厚くなることがあります。

ただし、社会保険給付金制度の活用は申請が複雑なため、プロに代行してもらうのが確実です。

社会保険給付金制度とは?もらえる金額や条件、デメリットを徹底解説 社会保険給付金制度とは?もらえる金額や条件、デメリット!自分で申請できるのか解説します

まとめ

今回は調剤薬局事務を辞めたいと思っている人がやるべきことについてご紹介してきました。

最後に今回の内容を振り返ります。

  • 調剤薬局事務を辞めたいと思う理由は主に5つ
  • 調剤薬局事務を辞めたいと場合、労働環境の改善を提案するほか、転職活動を始めるのも手
  • 2年以上続ければ登録販売者になれる要件を満たすので、それまで頑張るのもおすすめ
  • 人間関係を理由に退職を決断しても、どこでも人間関係の悩みはつきまとう
  • お金に不安がある場合は社会保険給付金制度がおすすめ

調剤薬局事務はうまくやりがいを見出せば有意義な仕事ですが、仕事量などを考えると効率のいい仕事ではありません。

最初から登録販売者になるための資格を確保するために2年働くなど、限定的に働くのはいいですし、親和性がある医療事務など、同じ医療系への転職を考える際におすすめです。

結局どんな仕事であれ、自分自身でやりがいを見出せるかどうかが大切と言えます。

仕事を吟味し、自分が成長できそうな仕事はないかと探していくことをおすすめします。