ハローワークに行ったことがなくて、行くのが怖い…
ハローワークを初めて利用した方の生の声が知りたい!
ハローワークに行きやすくなるためのアドバイスはある?
と思っていたり悩んでいたりしませんか?
失業保険の手続きや転職活動などで、ハローワークを初めて利用する方の中には、行くのが怖いと感じているケースもあるでしょう。
結論、堅いイメージをもたれやすいものの、ハローワークの職員の方は親切な方が多く、気軽に利用しやすいのが特徴です。
ハローワークに対して恐怖心がある方でも、一度施設を利用するとイメージが変わる可能性は高いです。
今回は、ハローワークに行くのが怖い方に向けて、ハローワークの特徴や怖いと感じる具体的な理由などに関して、給付金サポートのプロである私が解説します。
最後まで読めば、初めての方でもハローワークに行きやすくなるでしょう。
そもそもハローワークとは?
ハローワークは別名公共職業安定所と呼ばれ、仕事を探す方や求人募集をしたい企業に対して無償で活動の場を提供する機関です。
以前は「職安」と呼ばれていましたが、親しみをもってもらう狙いもあり、現在はハローワークでの呼び方が一般的となっています。
ハローワークの場所は管轄で変わる
ハローワークは全国各地にあり、その数は500か所以上とも言われています。どのハローワークに行ってもいいわけではなく、自宅に近い最寄りのハローワークへ行く必要があります。
例えば、東京23区の場合は11のハローワークがあり、千代田区であれば飯田橋、大田区であれば大森、荒川区であれば足立と管轄が異なるのです。
ちなみに伊豆大島など東京の離島の方たちは原則飯田橋が管轄となります。
自分が住む町はどのハローワークが管轄なのかは、各地域の労働局のホームページなどで確認できます。
失業保険全般の相談も受け付けています
ハローワークでなにができる?
ハローワークではどのようなことができるのか、大きく分けて4つあります。
- 失業保険の手続き
- 求人の紹介・検索
- 就職の相談
- 職業訓練の相談
ハローワークでできる4つの事について解説します。
失業保険の手続き
1つ目は失業保険の手続きです。
失業保険は次の就職先を見つけるまでに、一定の生活を保障するために設けられたセーフティーネットです。
失業保険を活用するためにハローワークで様々な手続きを行うほか、ハローワーク側は不正がない形で受け取ってもらうよう、チェックします。
ハローワークでの失業保険の手続きの条件は?必要書類や金額を詳しく解説求人の紹介・検索
2つ目は、求人の紹介や検索を行えることです。
ハローワークに掲載されている求人は無料で利用でき、ハローワークを介して仕事を見つけても紹介料を払う必要があります。
ハローワークにある求人はインターネット上でも検索できるので、めぼしい求人を見つけて就活を行うことが可能です。
就職の相談
3つ目は、就職の相談です。
それぞれに希望する職種や業種がある中で、利用者からヒアリングをした上で求人の紹介を行ったり、面接に向けたアドバイスを行ったりします。
1人でも多くの人に就職をしてほしいと職員の方たちは熱心に就職相談に応じてくれます。
職業訓練の相談
4つ目は職業訓練の相談です。
ハローワークでは様々な職業訓練の紹介を行っており、コースによっては職業訓練に参加することで一定の手当を受け取ることができます。
希望する職種とマッチする職業訓練があれば手続きを行ってくれたり、何をするか迷っている人に特定の職業訓練を紹介したり、職業訓練の相談にも応じます。
初めてのハローワークが怖いと感じる5つの理由
様々なことに応じてくれるハローワークですが、初めてハローワークを利用する人は怖いと感じることもあるようで、5つの理由があります。
- 役所のようなきっちりとしたイメージがある
- 説教されないか心配
- ニートや主婦でも求人があるか心配
- 職員の態度が悪い気がする
- 行く意味があるのか悩んでしまう
ここからはハローワークが怖いと感じる5つの理由についてご紹介します。
役所のようなきっちりとしたイメージがある
1つ目は役所のようなきっちりとしたイメージがあることです。
ハローワークは厚生労働省が運営する機関であり、役所のようなイメージは決して間違いではありません。
また失業保険の認定日に遅刻したり、うっかり忘れていたりした場合にその月の失業手当が受け取れないなど、融通がきかない部分も役所らしさを感じさせます。
説教されないか心配
2つ目は説教されないか心配という理由です。
なかなか仕事が見つからない、就職先に対する理想が高いなど、こだわりを持つ人は意外と多いです。
こだわり自体は何も悪くありませんが、「選り好みをするなよ」などの説教を受けるのではないかと心配する人がいても不思議ではありません。
ニートや主婦でも求人があるか心配
3つ目はニートや主婦にも求人があるか心配という点です。
誰でも利用できるとはいえ、長年仕事をしてこなかったニートや専業主婦にも求人はあるのかと心配する人は少なくありません。
特に引きこもりだった方など、働くこと自体に不安を抱えている人にとってはより感じやすくなるでしょう。
職員の態度が悪い気がする
4つ目は職員の態度が悪い気がするという部分です。
民間企業ではなくあくまでも厚生労働省が運営する機関なので、お客様第一で接客する意味合いがさほどありません。
ですので、ぶっきらぼうで無機質な対応なども考えられ、これが態度が悪いと思われる要因となっています。
行く意味があるのか悩んでしまう
5つ目は、ハローワークに行く意味があるのか悩んでしまうことです。
結局ハローワークに通っても仕事を探すのは自分であり、当然ながら面接なども自分で行います。
だったら転職サイトや転職エージェントを利用するのと何が違うの?と思ってしまう人がいてもおかしくないでしょう。
失業保険全般の相談も受け付けています
本当に怖い?ハローワークを初めて利用した感想
ハローワークに怖さを感じる人がいる一方、本当にハローワークは怖いところなのでしょうか。
- 職員は基本的に優しい
- わからないことは窓口で聞けばOK
- ハローワークは怖くない
ここからは実際にハローワークを利用した方の感想をご紹介します。
職員は基本的に優しい
確かにハローワークは厚生労働省が運営する機関ですが、窓口にいる職員は毎日様々な人と対応しているからか、誰に対しても親身に対応します。
利用するのは仕事がなくなって困っている人が多いので、基本的に職員は優しく対応し、説教のようなことはあまりしません。
もちろんあまりにもわがままなことを言えばたしなめられるかもしれませんが、普通に困っている人に対しては親身な対応をしてくれます。
わからないことは窓口で聞けばOK
初めてのハローワーク、初めての失業保険の手続きなどわからないことも多いでしょうが、基本的には窓口で聞けばすべて答えてくれます。
ネット上にも多くの情報がありますが、最終的な確認はハローワークの窓口で行うのが確実です。
この場合はどうなるのかなどケースに応じた相談も問題なく行えます。
ハローワークは怖くない
ニートの人など長年働いてこなかった人にとってハローワークは怖いところかもしれませんが、働くことに意欲がある人に対して説教をする職員はほぼいません。
むしろ職探しのために少しでも力になりたいと思う職員ばかりで、力強くアシストをしてくれるはずです。
ですので、ハローワークは決して怖くない場所であり、意欲さえあれば温かく対応してくれます。
初めてのハローワークが怖い人へのアドバイス
それでもハローワークが怖いと感じる人に、3つのアドバイスがあります。
- 服装は自由
- 失業保険をもらう場所だと思おう
- 実は簡単な求職活動について
ハローワークをそこまで怖く感じなくなる3つのアドバイスをご紹介します。
服装は自由
1つ目は、ハローワークへ行く際の服装は自由という点です。
就活なので、スーツを着ていかないといけないのかと思う人もいるでしょうが、特段面接などがない場合は普段着ている服で全く問題ありません。
もちろんあまりにもラフすぎるのは避けるべきですが、ジーンズなどでカジュアルな服装で行っても大丈夫です。
失業保険をもらう場所だと思おう
2つ目は、失業保険をもらう場所だと思い込むことです。
ハローワークで求人を探すより、転職サイトや転職エージェントを活用して探す人も多く、言ってしまえばハローワークは失業保険をもらうためだけに行く場所と言えます。
「失業保険の認定日にちょっとした話をしに行くだけ」ぐらいに考えておけば、そこまで気負うこともないでしょう。
実は簡単な求職活動について
3つ目は、実は求職活動は簡単であるという点です。
失業保険を受け取るには就職活動を行った活動実績などが必要で、ハローワークでの相談なども実績に含まれます。ですので、何回も行かないといけないのかと面倒に感じる人もいるでしょう。
しかし、転職サイトや転職エージェントで求人に応募すれば実績は作れるので、ハローワークに足を運ぶ機会を最小限にすることができます。
また希望職種に関連する資格試験を受けるだけでも実績は作れるので、極力ハローワークに行く回数を減らせるのです。
失業保険をもらうために求職活動実績を作る方法は?実は就職相談だけでもOK!【裏ワザあり】まとめ
今回は初めてのハローワークが怖いと感じる人に向けて解説を行ってきました。
改めて本日ご紹介した内容を振り返ります。
- ハローワークは無償で仕事を探す人たちに求人などを提供する厚生労働省の機関
- 最寄りのハローワークは居住地で変わる
- ハローワークが怖いと感じるのは役所的な要素があるから
- 実際のハローワークは怖くない
- 転職サイトなどを活用すれば極力ハローワークに行かなくて済む
ハローワークには職業訓練など最新の情報が集まり、セミナーなども開催されています。
そのため、うまく活用すれば失業手当の延長や失業手当が切れても職業訓練を受けて手当を受け取るといったことも可能です。
確かにハローワークは無機質で役所的なところはありますが、熱心に対応する職員がほとんど。
まずはハローワークに足を運び、今抱えている不安などを聞いてもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。