
失業保険の振込はいつ?

なかなか失業保険が振り込まれなくて心配…
失業保険の振込日は退職理由によって変わる?
本記事では上記の疑問やお悩みなどにお応えします。
失業保険を受給する方の中には、生活資金として活用したいと考えている方も多いでしょう。
しかし、いつ給付してもらえないのかわからないと、不安で夜も眠れないかもしれません。
そこで今回は、失業保険の振込日や時間帯、振込までの期間などを解説します。
最後まで読めば、失業保険の振込に関する不安を解消できます。
失業保険の振込日はいつ?
失業保険を初めて受給する方にとって、振込日がいつになるのか気になるところでしょう。
- 認定日から1週間以内
- 実際は2〜3営業日
- 認定日や振込日が祝日の場合はずれる
- 初回の振込ペースのまま継続する
ここから上記の点について具体的に解説します。
認定日から1週間以内に振り込まれる

失業保険が振り込まれる目安は、失業の認定日から1週間以内です。
ハローワークが発行する「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」によると、振込までの期間は金融機関により異なるものの、1週間程度かかると記載されているためです。
失業の認定日とは、4週間に1度ハローワークへ出向き、失業中の求職活動に関して報告する日になります。

具体的な振込日を知りたい方もいるかも知れませんが、個々の対応ができないとされていることから、自分で入金状況をチェックする必要があります。
実際は2〜3営業日で振り込まれる

前述の通り、失業保険が振り込まれる目安は失業認定日から1週間以内です。
ただし、地域や金融機関などによっては2〜3営業日で振り込まれるケースもあります。
振込までの期間は1週間以内とされていることから、必ずしも7日かかるわけではありません。
少しでも早くお金が必要な方は、こまめに口座を確認するとよいでしょう。
認定日や振込日が祝日の場合はずれる

失業保険の入金日に関して、失業認定日が土日・祝日の場合は振込日がずれます。
金融機関が営業していないことから、入金までにより多くの期間を要する傾向にあります。
例えば、失業認定日が月曜日の方の場合と金曜日の方がいる場合、月曜日の方の方が早く入金される可能性は高いです。
金融機関の休みは土日祝日の他、12月31日から1月3日となっているのが一般的です。
初回の振込ペースが2回目以降も継続する

失業保険の入金に関しては、初回の振込ペースのまま、2回目以降も続いていきやすい点が特徴です。
前述の通り、認定日や振込日が祝日の場合はずれる可能性もありますが、平日の場合は初回の振込ペースを参考にできます。
初回の振込ペースが4日の方の場合、2回目や3回目の振込ペースも4日になる可能性が高いです。
「いつ振り込まれるのか明確にしたい」方は初回の認定日から何日後に振り込まれているのかをチェックするとよいでしょう。
失業保険の振込時間帯は?

失業保険が振り込まれる時間帯は、取扱い金融機関によって異なる傾向にあります。
前述の通り、振り込まれるまでの日数は認定日から約1週間であるとハローワークから発表されています。
しかし、振込時間帯に関してはハローワークが明言していません。
もし失業認定日の2日後にハローワークが入金の手続きをした場合、口座に入金されるのは翌日の9時から15時になる可能性は高いといえます。
ただし、具体的な時間帯がいつになるのかまでは正確に予想できません。
退職から失業保険の振込までの期間は?
退職してから失業保険を受給できるまでの期間は、以下の通り退職理由により異なります。
- 自己都合退職の場合
- 会社都合退職の場合
ここから具体的に解説します。
自己都合退職の場合

自己都合退職の場合、失業保険が振り込まれるまでの期間は約3か月から4ヶ月後です。

失業後にハローワークで求職申し込みをすると、受給資格を得られます。
受給資格決定日から7日間は待期期間で、その後2か月から3か月の給付制限期間に入るのが特徴です。
給付制限期間は、令和2年10月1日以降に自己都合退職した方の場合は2か月、それ以前の方の場合は3か月です。
ただし、5年間に3回以上自己都合退職した場合、給付制限期間は3ヶ月になります。
会社都合退職の場合
会社都合退職した方の場合、失業保険が振り込まれるまでの期間は約1ヶ月です。

自己都合退職の方と同様に、失業後はハローワークで求職申込をし、待期期間を経る必要があります。
会社都合退職の方の場合、給付制限期間を設けられないことから7日間の待期期間後に受給できる点が特徴です。
ハローワークで求職申し込みをしてから、口座に入金されるまでのトータル期間で約1か月かかると考えておくとよいでしょう。
職業訓練を受ける場合の失業保険の振込日は?
職業訓練を受ける場合、失業保険の振込日は毎月15日から20日が目安になります。
職業訓練の失業保険の振込金額に関しては、毎月上旬に職業訓練の出席状況に応じて決められる点が特徴です。
失業保険の対象者の場合、以下の計算式で金額を算出できます。
失業手当+受講手当(1日500円✕出席日数)+交通費
職業訓練を受けている方の場合、失業保険の受給金額は出席日数に応じて変わります。
失業保険が振り込まれるためにすること
失業保険を振り込んでもらうためには、以下の行動を取る必要があります。
- 認定日までに求職活動する
- 認定日にハローワークへ行く
- 認定日は前回の認定日から28日後になる
ここから具体的に解説します。
認定日までに求職活動をする

失業保険を振り込んでもらうためには、認定日までに求職活動をしなくてはいけません。
認定日までに2回求職活動をすることが、失業保険を受給するための条件であるためです。
求職活動として認められるのは以下の通りです。
- 面接
- 履歴書の送付
- セミナーへの参加
- 求人への応募など
ハローワーク以外に、民間の人材派遣会社などが主催するセミナーなどへの参加も求職活動として認められます。
認定日にハローワークへ行く

失業保険を振り込んでもらうためには、失業認定日にハローワークへ行く必要があります。もし認定日にハローワークへ行けない場合、失業認定できないことから、失業保険が受給できません。
ただし、以下の通り、やむを得ない事情を除きます。
- 仕事の面接
- 試験
- 病気やケガ
- 冠婚葬祭など
やむを得ず認定日に行けない場合、早めにハローワークへ連絡することが望ましいです。
認定日は前回の認定日+28日

失業認定日の特徴として、28日間隔で実施される点があげられます。
退職理由に関係なく、失業保険を受給する全ての方に当てはまる条件です。
認定日に関して詳しくは、以下の記事をご覧ください。

失業保険が振り込まれない場合に確認すること
万が一失業保険が振り込まれない場合、以下の点をチェックしましょう。
- 指定した銀行口座に変更はないか
- 認定日に不認定になっていないか
- 6営業日以降ならハローワークへ問い合わせる
ここから具体的に解説します。
指定した銀行口座に変更はないか
失業保険が振り込まれない原因として、銀行口座を変更している可能性があげられます。
さらに、口座番号を間違えていたり、金融機関のシステム上のトラブルなどが発生したりしている可能性があるでしょう。
登録した口座番号等を改めて確認したうえで、ハローワークへ問い合わせるのも1つの方法です。
認定日に不認定になっていないか
失業保険が振り込まれない原因として、失業の認定日に不認定を受けている点があげられます。
失業保険を受給するには、4週に一度「失業認定日」にハローワークで失業認定を受ける必要があるためです。
失業の認定を受けるには、月に2回の求職活動と、認定日にハローワークへ行くことを実施するのがポイントです。
6営業日以降ならハローワークへ問い合わせる
6営業日以降待っても失業保険が振り込まれない場合、ハローワークへ問い合わせましょう。
前述の通り金融機関は土日祝日が休みで、タイミングによっては、振込までに日数がかかるケースもあるためです。
失業保険の受給者の人数が多いケースなどにより、入金が遅れる可能性も考えられます。
心配な方は、ハローワークへ問い合わせることが賢明です。
まとめ
ここまで、失業保険の振込に関して具体的に解説してきました。
本記事のまとめは以下の通りです。
- 失業保険の振込日は、失業の認定日の2日後から1週間程度が目安である
- 失業保険の振込時間は明確にできないものの、9時から15時になる可能性は高い
- 失業保険が振り込まれるまでの期間は、自己都合退職の場合で1か月、会社都合の場合で3か月から4か月かかる
- 職業訓練を受ける場合、失業保険の振込日は毎月15日から20日が目安である
- 失業保険が振り込まれるためには、失業認定日までに求職活動をしたり、認定日にハローワークへ行ったりする必要がある
- 失業保険が振込まれない場合、口座番号や失業の認定をチェックすることが望ましい
失業保険が振込まれるまでの期間は、取扱い金融機関によっても異なり、認定日の2日後から1週間程度が目安です。
失業保険を受給するには条件を満たす必要があり、定期的に求職活動や認定日にハローワークへ行く必要があります。
本記事を参考に、失業保険の受給日に関して理解していただければ幸いです。