社会保険給付金は自分で申請できる?難しい理由・申請できる条件も解説!

社会保険給付金って自分で申請できるの?」と心配になっている方もいるのではないでしょうか。

また、「社会保険給付金って申請が大変なんじゃないの?」と疑問を抱く方もいるはずです。

結論から言いますと、社会保険給付金は自分で申請を行える一方、手間がかかるため退職サポートサービスの活用がおすすめです。

そこで今回は、社会保険給付金を自分で申請するケースについて、年間数千人もの退職支援をサポートしている私が、社会保険給付金全般のことを中心に解説していきます。

これを知れば、社会保険給付金の申請について正しく理解し、自分で申請したい場合に1つ1つ注意しながら申請できるようになりますよ。

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社会保険給付金とは?

社会保険給付金の申請を自分で行うかどうかを紹介する前に、そもそも社会保険給付金とはどういうものかについて以下にまとめました。

  • 社会保険給付金とは?
  • 社会保険給付金の受け取りには申請が必要
  • 社会保険給付金で受給できる金額
  • 受給期間は?

社会保険給付金とは?

社会保険給付金は、退職した際にもらえる失業保険や傷病手当金などをまとめたものです。

「社会保険給付金」はあくまでも総称に過ぎず、社会保険給付金という給付金を受け取れるわけではありません。

申請すれば誰しもが受け取れるものですが、さまざまな要因から受け取らないまま、次の就職先を見つけてしまう人もいます。

社会保険給付金の受け取りには申請が必要

「社会保険給付金」に関しては、受け取るのに申請が必要となります。

会社側は退職に向けた手続きこそ行いますが、失業保険や傷病手当金などの受け取りに関しては自分で申請を行う必要があるのです。

「社会保険給付金」は自分で申請をしないと、一切お金を受け取れないため、適切な対応が求められます。

社会保険給付金で受給できる金額

社会保険給付金で受給できる額は、人によって異なります。

前の職場で働いていた年数や退職前の月収などでベースとなる金額が変わるためで、場合によっては100万円以上の社会保険給付金の受け取りが可能です。

社会保険給付金の性質上、一度に受け取れるわけではなく、定期的に受け取り続ける形にはなりますが、総額では相当な額になることも考えられます。

受給期間は?

社会保険給付金の受給期間ですが、長い場合で2年以上受け取り続けることができます。

傷病手当金を受け取ってから失業保険を受け取るような形で組み合わせていくことで、受給期間が延びるのです。

傷病手当金の後に失業保険を受け取るにも手続きが必要となるので、一定の知識を得てから申請を行わないとせっかく受け取れるものが受け取れなくなります。

社会保険給付金は自分で申請できる?難しいと言われる理由

結論から言いますと、社会保険給付金は自分で申請できますが、難しいとも言われています。

難しいと言われる理由は以下の4つです。

  • 自分で調べる必要がある
  • 体調不良の場合は時間がかかる
  • 書類を揃えるのが大変
  • 修正が必要な場合は手間が増える

本項目では、難しいと言われる理由について詳しく解説します。

自分で調べる必要がある

「社会保険給付金」という名称は、退職サポートを手がける企業がわかりやすくまとめたものです。

実際に何を受け取れるかは、それぞれの辞め方や状況次第と言えます。

何を受け取れるのか、いくら受け取れるのか、どのように申請すればいいのかなどは自分で調べなければなりません。

しかも、1つ1つの申請には手間がかかるため、注意深く対応する必要があります。

体調不良の場合は時間がかかる

失業保険や傷病手当金などの手続きは基本的に手間がかかり、慎重な作業が求められます。

とくに体調を崩し、傷病手当金の申請を必要とする場合には複雑な手続きに負担を感じてしまうことがあり、途中で投げ出したくなる人もいるのです。

体調不良の状況では社会保険給付金関連の手続きを自分だけで行うのは大変です。

書類を揃えるのが大変

社会保険給付金はあくまでも総称であり、失業保険や傷病手当金など受け取れるものは人によって異なります。

受け取れるものが違えば、必要な書類も変わることになりますが、具体的にどの書類が必要なのかを調べるのも自分です。

書類に関する情報は、さまざまなサイトを見ながら集めるしかなく、その点も負担になりやすいです。

修正が必要な場合は手間が増える

社会保険給付金は審査を行って申請の受理を決めていくため、不受理となれば修正が必要です。

何が原因で不受理となったのかを懇切丁寧に教えてくれるケースは少なく、結果として何度も修正せざるを得なくなるケースもあります。

手続きが面倒で申請そのものをやめてしまう人も珍しくありません。

社会保険給付金を申請する条件

社会保険給付金を申請する条件には以下のことが挙げられます。

  • 転職先がまだ決まっていない
  • 社会保険・雇用保険に1年以上加入
  • 20歳〜59歳の年齢である
  • 現在、会社に在籍している

本項目では、社会保険給付金を申請する条件について解説します。

転職先がまだ決まっていない

申請時点で、転職先が決まっていないことが申請の条件となります。

そもそも社会保険給付金は現状働いていない・働けない人向けに存在し、転職先が決まった場合には受け取れません。

申請する場合は転職前から準備を行って、退職直後から受け取れるようにしていくことが求められます。

社会保険・雇用保険に1年以上加入

社会保険給付金を受け取るには、社会保険や雇用保険に1年以上加入していることも条件です。

社会保険給付金の考え方は、支払っていた社会保険などを返してもらうような形になります。

払い込んでいた保険料が少なければもらえる金額も少なくなるので、一定期間の加入が必須です。

20歳〜59歳の年齢である

社会保険給付金は雇用保険を活用する制度となっており、60歳以上は除外されます。

そのため、20~59歳の方が対象となるため、社会保険給付金を受給したい高齢者の方は注意が必要です。

現在、会社に在籍している

社会保険給付金を申請する段階でまだ会社に在籍していることが条件になります。

辞めてから申請しようと思ってもできなくなるため、注意が必要です。

仕事を辞めたいと思った時から、社会保険給付金に関する準備を始めましょう。

社会保険給付金の受給をおすすめする人は?

社会保険給付金の受給をおすすめしたい方は以下の通りです。

  • ゆっくり転職先を決めたい人
  • 体調が悪い人
  • 公務員から転職したい人

本項目では、社会保険給付金の受給をおすすめしたい方について解説します。

ゆっくり転職先を決めたい人

じっくりと時間をかけて転職先を決めていくことで、自分が働きたい職場で再スタートを切りやすくなります。

社会保険給付金を活用できれば、生活に関する費用は工面できるため、腰を据えた転職活動が行えるでしょう。

ゆっくり転職先を探したい方におすすめです。

体調が悪い人

社会保険給付金には傷病手当金が含まれているため、うつ病などで仕事をしたくてもできない方は利用しておいて損がありません。

傷病手当金をしっかりと受け取った後に失業保険を受け取るような形になるので、しっかりと計画を立てて復帰することが可能です。

公務員から転職したい人

公務員から民間企業に転職したい方も社会保険給付金の受給は可能です。

公務員は本来失業保険の給付を受け取れませんが、社会保険給付金制度を活用することで受け取れる可能性があります。

受け取れるかどうか、退職支援サポートを行う企業に相談してみることをおすすめします。

まとめ

今回は社会保険給付金は自分で申請できるのかについて解説してきました。

最後に今回ご紹介した内容を振り返ります。

  • 社会保険給付金は、条件が整えば100万円以上の受給も可能
  • 社会保険給付金は自分で申請もできるが、下調べなどが面倒
  • 社会保険給付金の申請条件は主に4つある

行政への手続きに関することは基本的に面倒なことが多く、書類の多さもあって、間違うことが多々あります。

一方で退職後の生活費を確保したい方からすれば、スムーズに申請を行ってすぐに受け取れる状態にしていくことが望ましいでしょう。

その場合には退職サポートサービスを活用し、支援を受ける形で手続きを進めていくことでスムーズな受給につながりやすくなります。