転職について誰かに相談したい
誰に相談するべきなのかわからない
相談前にした方がいいことはある？
転職は人生の中でも大きな決断です。
特に初めての転職の場合、何をどうすればいいかわからない人も多いでしょう。
さまざまな不安を抱えている時、誰かに相談できれば安心して転職活動に望めるはずです。
そこでこの記事では、転職の相談を誰にするべきか、という疑問にお答えしてきます。
相談前に準備しておくことや転職に関するよくある質問にも回答していくので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を最後まで読めば、誰に転職の相談をするべきか全て理解できるようになります。
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転職の相談は誰にするべき？
誰に転職の相談をするべきなのかという内容について解説していきます。
具体的には以下の人に相談するべきです。
- すでに退職した同僚や先輩、後輩
- 前職の上司や同僚
- ハローワーク
- 若者や子育て中の女性など、対象者を絞ったハローワーク
- 転職エージェントのキャリアアドバイザー
それぞれ相談先としてどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。
すでに退職した同僚や先輩、後輩
すでに会社を退職した同僚や先輩、後輩に相談してみることが一番おすすめです。
なぜ退職したのか、転職先はこの会社と比べてどんな感じなのか、気をつけるべきことは何なのか、など転職に関する気になるアレコレを教えてもらえるでしょう。
どのような流れで転職を成功させたのかを相談すれば、これからするべきことを把握することも可能です。
逆に転職先よりも自社の良いところを教えてもらえば、転職せずにそのまま仕事を続けるべき、という判断もできるかもしれません。
前職の上司や同僚
前職の上司や同僚との関係が良ければ、相談してみましょう。
前職の人間なら、今の自分と利害関係がなく、フラットな状態で相談ができます。
聞くべきことは、自分の長所やセールスポイント、逆に短所などです。
それらを聞くことによって、自分がどのような業界や企業、職種に向いているか知ることができます。
また、自己PRの作成や面接対策で役立つでしょう。
ハローワーク
ハローワークには、失業中の人が仕事探しで利用するイメージがある人も多いでしょう。
しかし、転職希望者であっても窓口で相談することが可能です。
ハローワークの魅力はなんと言っても無料であること。
対面で相談できるので、オンラインや電話に比べて自分の思っていることや悩みを打ち明けられるでしょう。
また、ハローワークは地元での就職に強いというメリットもあります。
ハローワークで相談できることや相談方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
ハローワークで相談できることを紹介！服装や持ち物、相談のポイントを解説
若者や子育て中の女性など、対象者を絞ったハローワーク
一般的なハローワーク以外に、対象者を絞ったミニハローワークも相談先としておすすめです。
例えば「わかものハローワーク」はおおむね35歳未満の人を対象としています。
若者を対象とした求人紹介や担当者制の個別相談、セミナー、面接会などを実施。
「マザーズハローワーク」は子育て中の女性を対象としたハローワークです。
子育て中の女性向きの求人紹介だけでなく、相談中に子供が遊べるキッズコーナーを設置している施設もあります。
これらの対象者を絞ったハローワークへいけば、より具体的な相談が可能です。
地域のハローワークによって、さまざまな相談窓口が設置されているので、地元のハローワークのホームページで確認してみてください。
転職エージェントのキャリアアドバイザー
転職エージェントは、人材紹介会社です。
そのエージェントで働く人をキャリアアドバイザーと言います。
転職の相談というよりは、求人の紹介がメインとなっていますが、相談も可能です。
相談できる内容は、書類の作成方法や自分がどんな業界に向いているか、そもそも転職するべきか、など多岐にわたります。
ただし、キャリアアドバイザーは相談者を転職させることが仕事なので、基本的に転職した方がいいと言ってくるでしょう。
また、自分が希望している条件の会社というよりは、その人の経歴で入社可能な会社や採用されるであろう会社をおすすめしてきます。
本当に自分とマッチしているかどうかは、自分で判断する必要があるので注意しましょう。
転職エージェントを利用して転職を成功させるためには、自分の中で譲れない条件を明確に決めておくことが重要です。
転職の相談を避けた方がいい相手は？
転職の相談をしない方がいい相手もいます。
具体的には以下のような人には相談を避けた方がいいでしょう。
- 現職の上司や同僚
- 家族や恋人、友人など親しい人
なぜ避けた方がいいのか解説してきます。
現職の上司や同僚
現職の上司に転職の相談をしても「転職せずに今のままがんばれ」と言われるでしょう。
部下に突然辞められたら、人手不足で困るだけでなく、管理職としての評価も下がるからです。
ただし、人材の流動性が高いIT業界やベンチャー企業なら背中を押してもらえる可能性もあります。
また、同僚に相談するのもおすすめできません。
同僚から話が漏れて、社内に知れ渡ってしまうと仕事をするのが気まずくなってしまいます。
とはいえ、個人的に親しくしていて、信頼できる同僚や先輩なら相談に乗ってくれるかもしれませんね。
家族や恋人、友人など親しい人
家族や恋人に転職の相談をすると止められることがほとんどでしょう。
特に自分が家族を養っている場合や世帯主となっているなら、転職して収入が不安定になったらどうしようと心配されて当然です。
転職について決心がついた後に、相談ではなく、理解してもらえるよう説得することを考えておいた方がいいでしょう。
転職について相談する前に準備すること
誰かに転職の相談をしようと思っても、準備ができていないと相談相手も困ってしまいます。
まずは、相談前の準備をしっかりと行いましょう。
相談前の準備としておすすめなのは以下の3つです。
- 本当に転職したいのか考えを整理する
- 何に悩んでいて不満があるのか書き出す
- 転職する際の優先順位を決めておく
それぞれどのような内容なのかを紹介していきます。
本当に転職したいのか考えを整理する
そもそも転職をするべきなのかという問題に答えを出しておきましょう。
相談する前から、転職するかしないか、悩んでいる状態だと、相談される相手も困ってしまいます。
相談をするなら、転職をすると決心してから相談しましょう。
なぜ転職をしたいのか、転職をするべきと思うのかという考えを整理した上で相談すれば、的確なアドバイスをもらいやすくなります。
ただし、「転職をするか悩んでいる」ということを相談したい場合は別です。
しかし、実際には転職をするか悩んだ時点で、今の仕事に不満があり転職をしたいと思っている可能性が高いということを覚えておきましょう。
何に悩んでいて不満があるのか書き出す
誰かに転職の相談をすると「なぜ転職したいのか」と間違いなく聞かれます。
その質問に答えられるように準備しておけば、より深掘りした有意義な相談が可能です。
転職をしたいと思っている場合、基本的に現職に不満があることがほとんどでしょう。
まずは、その不満を紙に書き出してみましょう。
給料が少ない、残業が多い、仕事がつまらない、上司が苦手、通勤時間が長いなど。
「ただなんとなく現状が辛いから転職したい」と言ってしまうと、仕事を続けることを推奨されるでしょう。
転職する際の優先順位を決めておく
転職の相談をすれば「どんな会社に転職したいのか」「何を求めて転職するのか」と聞かれます。
その質問に回答するためには、自分の中で優先順位を決めておくことが必要です。
先述した「何に悩んでいて不満があるのか書き出す」にも通ずるところがあります。
不満に思っていることの中から、優先して解消したい問題を決めておきましょう。
転職しただけでは全てを解消することはできないので、優先順位をつけることが重要です。
収入を上げたいのか、やりがいを求めるのか、福利厚生を重視するのか、優先順位は人によって異なります。
転職に何を求めているのかを明確にすれば、おのずと優先順位をつけられるでしょう。
転職に関するよくある悩み3選
転職を希望する人の多くは、現職についての悩みがあります。
- 人間関係の悩み
- 残業や休日出勤が多いという悩み
- 仕事にやりがいを感じないという悩み
自分にも当てはまる悩みがあったのではないでしょうか？
他の人が悩んでいる悩みを知ることで、自分が抱えている悩みや不満を解決できるヒントになります。
ここでは、よくある以下の3つの悩みについて確認してきましょう。
人間関係の悩み
働く上で最も多くの人が抱える悩みが人間関係です。
上司が厳しかったり、事務員が小言を言ってきたり、どうしてもソリの合わない人が職場にいたりと、人間関係の悩みはつきません。
毎日出勤して顔を合わせる人との間に問題があると、転職したくなっても仕方ないでしょう。
性格の合わない人の性格が突然変わることは少ないので、自分が転職した方が早いと考えることが一般的です。
ただし、転職先でも同じような状況に陥る可能性は十分にあることを覚えておきましょう。
気にしない強い心を作ることや、部署異動、逆に仲良くなる術を探すなど、今の職場でもできることがないか一度探してみることをおすすめします。
残業や休日出勤が多いという悩み
残業や休日出勤の有無は、その会社の文化や風習、業務内容によるところがほとんどです。
全く残業や休日出勤存在しない会社というのも多くあります。
そのため、この悩みは転職先を吟味すれば解決することが可能でしょう。
ただし、求人情報では「残業ほとんどなし」と書かれていても、実際にはサービス残業として存在することもあるので注意してください。
実際の残業の有無については、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみると、実情を聞ける可能性があります。
仕事にやりがいを感じないという悩み
仕事にやりがいを感じず、なんのために働いているのかわからなくなると辛いものです。
特に毎日同じことの繰り返し、同じ場所で同じ職場の人と時間をともにするのが苦痛と感じる人も多いでしょう。
そんな場合、誰かの役に立っていると実感できれば、やりがいを感じるかもしれません。
自分がどんな仕事をしたいのか、何をしている時が楽しいのかを明確にすることで理想の仕事に転職できる可能性が上がります。
やりがいを感じず、いやいや仕事をしていると、知らず知らずの内に限界を迎えることも。
自分が仕事の限界を迎えていないか心配な人は、以下の記事をチェックしてみてください。
仕事の限界サイン10選！限界と感じる原因と対処法、避けるべき行動も紹介
転職相談に関するよくある質問
ここからは、転職相談に関するよくある質問に回答していきます。
質問内容は以下の通りです。
- 転職エージェントやハローワークの窓口で相談だけしてもいい？
- エージェントやハローワークへの相談は無料？
それぞれの質問を確認していきましょう。
転職エージェントやハローワークの窓口で相談だけしてもいい？
もちろん問題ありません。
そもそも転職するべきなのか、転職ってどうやって進めればいいのか？など初歩的なことから相談が可能です。
相談したことによって、転職せずに現職を続けるという判断しても全く問題ありません。
一人でモヤモヤと悩んでいて、周囲に相談できそうな人がいない場合は、転職エージェントやハローワークで話を聞いて貰えば、すっきりするでしょう。
エージェントやハローワークへの相談は無料？
ハローワークへの相談は無料です。
転職エージェントへの相談も基本的には無料で利用できます。
どちらも無料なので気軽に相談できる点が魅力です。
ただし、中には有料の転職エージェントサービスも存在します。
課金することで、無課金のユーザーよりもきめ細かい対応やサービスを受けれることが特徴です。
一般的な転職希望者は、無料の転職エージェントへの相談で十分なので、有料エージェントの利用は不要でしょう。
まとめ
この記事では、誰に転職相談をするべきか、という内容を紹介してきました。
最後に内容をまとめておくので、おさらいしておきましょう。
- おすすめの転職相談相手①すでに退職した同僚や先輩、後輩
- おすすめの転職相談相手②前職の上司や同僚
- おすすめの転職相談相手③ハローワーク
- おすすめの転職相談相手④若者や子育て中の女性など、対象者を絞ったハローワーク
- おすすめの転職相談相手⑤転職エージェントのキャリアアドバイザー
- NGな転職相談相手①現職の上司や同僚
- NGな転職相談相手②家族や恋人、友人など親しい人
すでに転職していった現職の同僚や先輩に相談すれば、転職してどんな感じなのか、どうやって転職を成功させたのか、という生の声を聞くことができます。
また、プロに相談してスムーズに転職をしたい場合は、転職エージェントに任せましょう。
逆に家族や恋人、友人、現職の上司や同僚に相談することはおすすめできません。
現状維持でがんばるべき、と言われる可能性が高いからです。
転職は人生の中でも大きな決断なので、誰に相談するべきか悩んでしまうでしょう。
この記事を参考に相談相手を決めてみてください。
