退職時の有給消化は給料にいつ反映される?自己都合退職でも消化できる条件と拒否時の対処法を解説

【プロ解説】自己都合退職でも有給消化はできる!給料や拒否された際の対処法を解説【最大40日】

自己都合で退職するときに有給って消化してもいいの?

有給消化するとボーナスに影響が出そうで心配…

自己都合で退職するときに、有給消化するまでの流れについて知りたい!

と思っていたり、悩んでいたりしませんか?

自己都合での退職を考えている方の中には、有給消化できるのかや、有給を取得するまでの流れがわからず困っているケースもあるでしょう。

結論、有給が残っていたり退職までの日数に余裕があったりする場合、自己都合退職するときも有給を消化できます。

有給の消化を上司に拒否された場合でも、人事課や労働基準監督署へ相談すると対策してもらえます。

今回は、自己都合退職で有給を消化するための条件や流れ、注意点、適切な理由などに関して、転職を3回以上経験している私が解説します。

最大40日分の有給を無駄にしないために、ぜひ参考にしてください。

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自己都合退職でも有給消化はできる!条件と注意点を解説

自己都合退職でも有給消化はできる!条件を解説

自己都合退職でも有給消化は可能です。

有給をすべて使い切って退職しないと損なので確実に消化してしまいましょう。

「会社に有給を使う文化がない」

「退職時に誰も有給を消化していない」

こんな会社も多いかと思いますが、有給は労働者に与えられた権利です。

ただし、自己都合退職時に有給を消化するための条件を満たす必要があります。

条件は以下の2点です。

  • 有給の日数が残っている
  • 有給を使い切れるスケジュールで退職する

それぞれ解説していきます。

有給を使える日数が残っている

1つ目は、そもそも有給の日数が残っているかという点です。

有給の支給日数は働く会社の就業規則や勤続年数によって変わります。

有給の残日数は給料明細に記載されていることが多いので確認してみましょう。

給料明細に記載されていない場合は、人事課や事務員に問い合わせてみてください。

有給は以下の条件を満たしている労働者に与えられます。

  • 雇用が始まった日から6ヶ月継続して勤務している
  • 規定の出勤日の8割以上に出勤している

基本的に休むことなく6ヶ月以上勤務していれば有給を支給されます。

有給は、条件を満たしていれば正社員だけではなく、パートやアルバイトの方にも与えられるので、確認してみましょう。

条件を満たしているのに有給が支給されていない場合は、労働基準監督署へ相談してみてください。

参考 : 退職時の有給消化はどこまで可能?使い切るコツも解説│退職戦略室

有給を使い切れるスケジュールで退職日を決めている

確認した有給残日数から退職のスケジュールを調整しましょう。

自己都合でも最短2週間で退職が可能です。

ですが、2週間で退職してしまうと有給をすべて使い切れない可能性があります。

また、退職交渉が長引いたり、引き継ぎの業務が残っていたりすると有給を消化できないかもしれません。

有給を使い切って退職したいなら早めにスケジュールを組み立てておくことが大切です。