
就職決まったけど、ハローワークに何を連絡すればいいの?

手続きが遅れて再就職手当がもらえなかったらどうしよう…
本記事では上記の疑問やお悩みなどにお応えします。
- 就職が決まった直後にハローワークへ連絡する際の流れ
- 採用証明書の準備で注意したいポイント
- 失業認定と基本手当が止まる仕組みの整理
- 再就職手当をもらえるかどうかの条件と申請の流れ
- 雇用保険受給資格者証の扱いや届出漏れのリスク
- 退職前から相談OK
- 社労士が退職〜受給開始までの流れを整理
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就職が決まったら最初にすること(ハローワークへの連絡)
失業保険を受給している間に就職先が決まったときは、できるだけ早くハローワークへ連絡することが基本です。
連絡が遅れると、失業認定や再就職手当の手続きに影響が出る場合があります。
就職(内定)が決まった日と入社予定日を早めに伝えることが、その後の手続きをスムーズに進めるポイントです。

まずは今後の来所日や必要書類について、担当窓口に確認しておくと安心です。
- 就職(内定)が決まった日
- 入社(勤務開始)予定日
- 就職先の会社名
- 雇用形態(正社員・契約社員など)

採用証明書の準備と書き方の注意点
ハローワークでの手続きでは、採用証明書を就職先に記入してもらうことが必要になる場合があります。
採用年月日や雇用形態、賃金などの記載が必要とされており、記入には一定の時間がかかることもあります。
内定の連絡を受けたら、早めに担当者へ依頼しておくと安心です。
記入を依頼する際は、何を書いてもらう必要があるかを事前に確認しておくとスムーズです。
- 採用年月日・雇用形態
- 就業場所・仕事の内容
- 賃金に関する事項
- 会社の所在地・連絡先
失業認定日前日にハローワークへ行く手続き
就職が決まった場合は、失業認定日を待たずに、就職日の前日までにハローワークへ行くことになっている場合が多いです。
その際、採用証明書や雇用保険受給資格者証を持参するよう案内されることがあります。
手続きの詳細やタイミングは地域や状況によって異なることもあるため、担当窓口の案内に従うことが大切です。
持参する書類を事前にそろえておくと、当日の手続きがスムーズに進みます。

失業保険(基本手当)の受給が止まる仕組み
就職が決まると、その時点で基本手当の支給対象ではなくなります。
就職日の前日までの分については、失業の認定を受けたうえで基本手当が支給される場合があります。
一方で、就職日以降は雇用保険の被保険者として働くことになるため、基本手当の受給とは切り離して考える必要があります。
「せっかく残っている給付日数がもったいない」と感じる人もいますが、条件を満たせば残日数分を再就職手当という形でサポートしてもらえる可能性があります。

再就職手当をもらえる条件
再就職手当は、一定の条件をすべて満たした場合に支給される制度です。
代表的な条件は次のとおりです。
- 受給手続き後、7日間の待期期間が満了してから就職・事業を開始したこと
- 就職日前日までの失業認定を受けたうえで、基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上あること
- 離職前の事業主に再び雇用されたものではなく、資本・人事などの面で密接な関係がない事業主への就職であること
- 給付制限がある場合は、待期満了後1か月間はハローワークまたは職業紹介事業者の紹介による就職であること
- 1年を超えて勤務することが確実であること
- 原則として、雇用保険の被保険者になっていること
- 過去3年以内に再就職手当や常用就職支度手当を受け取っていないこと
- 受給資格の決定を受ける前から採用が内定していた事業主への就職でないこと
これらの条件をすべて満たして初めて再就職手当の対象になります。1つでも当てはまらない場合は、支給されない可能性があるため注意が必要です。

就業促進定着手当との違い
再就職手当を受け取った後、再就職先に引き続き6か月以上雇用され、再就職先での6か月間の賃金が離職前の賃金日額より下がっている場合には、就業促進定着手当が支給される場合があります。
再就職手当とは別の制度のため、対象になりそうな場合はあわせて確認しておくとよいでしょう。
常用就職支度手当が対象になる場合
基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1未満で、再就職手当の対象にならない場合でも、就職が困難とされる人が安定した職業に就いたときは、常用就職支度手当の対象になることがあります。

再就職手当の申請方法と申請期限・支給額の目安
再就職手当の申請は、就職した日の翌日から1か月以内に行う必要があります。
申請には、再就職手当支給申請書に雇用保険受給資格者証を添えて、本人・代理人による提出または郵送で行います。
支給額は、基本手当日額×支給残日数×60%(所定給付日数の3分の1以上残して就職した場合)または70%(3分の2以上残して就職した場合)で計算されます(1円未満切り捨て、上限あり)。
基本手当日額には上限が設けられており、離職時の年齢によって異なります。令和9年7月31日までは、離職時60歳未満で6,745円、60歳以上65歳未満で5,454円が上限とされています(この上限は毎年8月1日に見直される場合があります)。
実際の支給額は個人の状況によって異なるため、詳しい金額はハローワークで確認するのが確実です。
待期期間・給付制限期間中に就職した場合の扱いの違い
待期期間である7日間が満了する前に就職した場合、再就職手当の対象にはなりません。
待期満了後、給付制限期間中に就職した場合は、ハローワークまたは職業紹介事業者の紹介による就職であることが条件の一つになります。
自己都合退職などで給付制限がある人は、就職活動の経路にも注意しておくと安心です。
いつの時点で就職したかによって扱いが変わるため、就職日が近づいてきたら早めにハローワークへ相談しておくとよいでしょう。
雇用保険受給資格者証の返却と届出を怠った場合のリスク
雇用保険受給資格者証には、基本手当日額や所定給付日数、受給期間満了日、再就職手当の受給歴などが記載されています。
再就職手当を申請する際には、この受給資格者証を添えて提出します。
再就職手当の申請後、受給資格者証がどのように扱われるかは状況によって異なることがあるため、提出時に窓口で確認しておくと安心です。
届出をせずに基本手当を受け取り続けるとどうなる
就職が決まったことを届け出ないまま基本手当を受け取り続けた場合、不正受給とみなされる可能性があります。
不正受給と判断されると、受け取った基本手当の返還を求められる場合があるとされています。状況によっては、それ以上の金銭的な負担が生じることもあるため、就職が決まったら速やかに届け出ることが大切です。
「言わなくてもバレないのでは」と考えるのはリスクが大きく、後から発覚した場合の手続きの方が煩雑になりやすい点にも注意が必要です。
健康保険・厚生年金の手続きについて
健康保険・厚生年金保険の資格取得手続きは、従業員本人ではなく就職先の事業主が行うことになっています。事業主は、雇用が始まった日から5日以内に日本年金機構へ届け出る必要があるとされています。
従業員側は、基礎年金番号通知書(年金手帳)またはマイナンバーカードの提示を求められる場合があるため、手元に準備しておくとスムーズです。

よくある質問
- 採用証明書はいつまでに提出すればいいですか?
- 採用証明書の具体的な提出期限は状況によって案内が異なることがあります。
できるだけ早く準備し、失業認定日前日までにハローワークへ持参できるようにしておくのが安心です。
提出方法やタイミングの詳細は、担当のハローワークに確認しておくとよいでしょう。
- 再就職手当と就業促進定着手当は同時にもらえますか?
- 再就職手当と就業促進定着手当は別の制度です。
就業促進定着手当は、再就職手当を受け取った人が再就職先に6か月以上継続して雇用され、賃金が離職前より下がっている場合に対象となることがあります。
時期も条件も異なるため、それぞれ別に確認しておくことが大切です。
- 届出を忘れて基本手当をもらい続けてしまったらどうなりますか?
- 就職が決まったことを届け出ないまま基本手当を受け取り続けると、不正受給とみなされる可能性があります。
その場合、受け取った基本手当の返還を求められる場合があるとされています。
気づいた時点で早めにハローワークへ相談することをおすすめします。
- 健康保険・厚生年金の手続きは自分で何かする必要がありますか?
- 健康保険・厚生年金保険の資格取得手続きは、従業員本人ではなく就職先の事業主が行うこととされています。
従業員側は、基礎年金番号通知書(年金手帳)やマイナンバーカードの提示を求められる場合があるため、準備しておくとスムーズです。
まとめ
就職が決まったら、まずはハローワークへの連絡と採用証明書の準備を進めることが基本です。
失業認定日前日までの手続きを済ませたうえで、条件を満たせば再就職手当の対象になる可能性があります。
申請期限は就職した日の翌日から1か月以内のため、必要書類をそろえて早めに手続きを行うことが大切です。
不明な点があれば、自己判断せずに担当のハローワークへ確認しながら進めていくと安心です。
再就職手当をもらえるかどうかは状況によって条件が変わります。自分の場合はどうなりそうか、LINEの無料診断で目安を確認してみるのも一つの方法です。


