再就職手当をもらい損ねてしまったけど、仕方ないと諦めていませんか?
再就職手当は場合によっては数十万円ほどの金額のため、ショックは大きいですよね。
しかし、まだ諦めないでください!
条件によっては申請できる可能性が残っているのです。
今回は再就職手当をもらい損ねてしまった場合の対処法について解説していきます。
具体的には下記の内容です。
- 再就職手当の時効について
- もらい損ねた場合の申請方法
- もらい損ねた場合の注意点
ぜひ、この記事を参考に、もらい損ねた再就職手当をもらいましょう。

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再就職手当をもらい損ねたらどうなる?

再就職手当は、再就職が決まった職場への入社日から1ヶ月が申請期限になっています。
就職先が決まると、いろいろと忙しくなるので、再就職手当の申請を忘れてしまう方も多いようです。
1ヶ月以内に申請するのを忘れてしまったからといって、まだ諦めないでください。
再就職手当には、申請期限が過ぎた後でも「時効」という期間が来るまでならもらうことができます。
結論を先に言ってしまうと時効までの2年以内なら申請が可能です。
ここでは、「再就職手当の時効」と「申請期限と時効の違い」について解説します。
もらい損ねてまだ2年以内の方は急いで確認してください。
時効の期間内なら申請が可能です
再就職手当には時効になるまで「2年間」の期間があります。
つまり、1ヶ月間の申請期限内にもらい損ねていても、2年以内に申請すれば再就職手当をもらうことができるのです。
ただし、次の点に注意してください。
- 再就職した日から2年以内に申請する必要がある
- 申請期限を1ヶ月過ぎた日から2年ではない
つまり、1ヶ月間の申請期限を過ぎてから2年というわけではないのです。
再就職した日から計算して2年以内なので、注意してください。
申請を忘れて再就職手当をもらい損ねていた場合は、慌てず再就職日から2年以内に申請をしましょう。
2年を過ぎると時効が成立となり、再就職手当をもらえなくなってしまいます。
もらい損ねていることがわかったら、早めに申請しにいきましょう。
再就職手当の申請期限と時効の違い
「1ヶ月の申請期限を過ぎても、2年以内なら間に合うということは、再就職手当の申請期限は2年ってことでは?」と思う方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、申請期限と時効の違いは特にありません。
ハローワークとしては、再就職手当は再就職のお祝い金的な扱いをしているので、できれば早めに給付したいと思っています。
再就職が決まると失業保険が打ち切りになるので、最初の給料がもらえるまで経済的に苦しい人もいるでしょう。
再就職先で継続して働いていくためのモチベーションや、新生活を始めるためにまとまった金額が必要になることもあります。
そのための再就職手当なので、できれば1か月以内に申請してほしいということです。
こういった理由から1ヶ月以内の申請期限を設けていますが、実際は2年以内なら何の問題もなく再就職手当をもらえます。
忘れていた人は必ず2年以内に申請しに行きましょう。
時効までの2年以内に再就職手当を申請する場合の注意点については、後ほど解説します。
再就職手当をもらい損ねたらどこで申請する?

1ヶ月の申請期限を過ぎてしまい、再就職手当をもらい損ねた場合、特別な申請が必要だと思いますよね?
しかし、期限内の申請方法と同じで、ハローワークに行って申請すれば再就職手当がもらえます。
簡単に説明すると次のような手順です。
- ハローワークで受給資格者のしおりを受け取る
- 同封されている採用証明書を再就職先に持っていく
- 再就職先で採用証明書に必要事項を記入してもらう
- 再びハローワークへ行き、採用証明書と他の必要書類を提出する
- 書類が問題なければ、再就職手当の支給申請書がもらえる
- 再就職手当の支給申請書を提出する
以上の手続きが問題なく完了すれば、再就職手当が振り込まれます。
注意点としては、再就職してから2年を過ぎていないかだけ確認する必要があることです。
手続きが面倒かもしれませんが、人によっては数十万円がもらえるチャンスです。諦めずに申請しましょう。
「再就職してから2年経ってないけど何からスタートすればわからない」そんな時は、まずはハローワークへ行ってみてください。
受付で「再就職手当の申請を忘れていた」と伝えれば、なにが必要で、どうすれば申請ができるのかを教えてもらえますよ。
再就職手当の申請方法については、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてください。

再就職手当をもらい損ねた場合の注意点

再就職手当の申請期限を過ぎてしまったから、ペナルティがありそうな気がする方も多いかと思います。
「もらえる金額が減ったらどうしよう」と心配になりますよね。
しかし、特にペナルティはないので、安心して2年以内に申請してください!
ここでは再就職手当をもらい損ねていた場合の注意点について解説します。 大きなデメリットではありませんが、確認しておきましょう!
受給条件は変わりません
再就職手当を1ヶ月間の申請期限内に申請していなくても、受給条件は変わりません。
再就職手当をもらえる条件は次のとおりです。
- 失業手当の受給条件を満たしていること
- 就職日の前日時点で、失業手当の支給残日数が1/3以上であること
- 継続して1年以上の雇用契約が見込めること
- 会社都合での退職の場合、失業して最初の1ヶ月間はハローワークか所定の職業紹介事業者からの紹介で就職すること
- 直近3年間で就職に関する手当をもらっていないこと
- 直近に勤めていた会社または関連事業主に雇用されていないこと
この条件をクリアしていれば2年以内に再就職手当を申請できます。
また、申請期限を過ぎてしまっても、もらえる金額は変わりません。
2年以内であれば、もともともらう予定だった金額が振り込まれるので安心してください。
再就職手当を申請してもらえる金額は失業保険の60%か70%です。
前職の給料や、給付日数などで金額が変わりますが、かなりまとまった金額と言えるでしょう。
ただし、再就職手当をもらうまでに他の就職関連の手当をもらっている場合は返還が求められることがあります。
例えば「就業手当」「就業促進定着手当」「教育訓練給付金」などです。 これらの手当をすでにもらっている場合は、ハローワークに相談してみてください。
期限を過ぎて申請すると支給が遅れる場合がある
1か月の期限を過ぎてから再就職手当を申請する一番の注意点は、振り込みが遅くなる場合があるということです。
通常の申請期限に手続きをした人を優先するため、遅れて申請した人は後回しにされてしまうようです。
ちなみに、もともとの申請期限内に手続きをした場合、遅くても2か月以内に再就職手当が振り込まれます。
振り込まれる日が遅くなってしまうかもしれませんが、きちんと申請すれば必ずもらえるので、気長に待ってみてください。
もし再就職手当を申請したのに、いつまで経っても「支給決定通知書」が届かない場合はハローワークに確認してみましょう。
何らかの原因で申請ができていないかもしれません。
まとめ
今回は再就職手当をもらい損ねた場合の対処法について解説してきました。
ポイントまとめると下記の5点になります。
- 再就職手当は就職日から2年以内に申請すればもらえる
- 就職日から2年以内にハローワークへ行けば申請できる
- 受給条件やもらえる金額は変わらない
- 1ヶ月の申請期限を過ぎると、振り込みが遅くなる場合がある
- 別の就職関係の手当をもらっている場合は注意が必要
再就職手当は、人によっては大きな金額がもらえます。
申請期限が1ヶ月だからといって、諦めてしまうと非常にもったいないです。
申請請期限と時効で大きな違いがないので、再就職から2年以内の方は安心して申請してください。
今回の記事を読んで再就職手当をもらい損ねていた人が、申請できたら幸いです。