失業保険をもらうと実はデメリットがある!もらわない方が得な場合を解説!

失業保険をもらうと実はデメリットがある!もらわない方が得な場合を解説!

仕事を辞めて失業保険をもらおうと思っている

でも失業保険をもらうデメリットってないのか心配

失業保険をもらわない方が得することってある?

退職後の経済的不安を少しでも解消するために、失業保険をもらおうと思う人が多いでしょう。

しかし、失業保険をもらうことで発生するデメリットについてご存じでしょうか?

場合によっては失業保険をもらわない方が得するケースもあるのです。

この記事では、そんな失業保険をもらうデメリットと、もらわない方が得するケースを解説します。

失業保険をもらうデメリットが気になる人は、ぜひ最後までご覧ください。

本題に入る前に…

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失業保険をもらう4つのデメリット

失業保険をもらう4つのデメリット

失業保険をもらうデメリットは4つあります。

ここでは解説するデメリットは以下の通りです。

  • 雇用保険の加入期間がリセットされてゼロになる
  • 働いていない空白期間が長くなる
  • 自己都合退職の場合もらい始めるまでに約3ヶ月かかる
  • 誤って不正受給してしまうと大きなペナルティがある

それぞれのデメリットを確認していきましょう。

雇用保険の加入期間がリセットされてゼロになる

ひとつ目のデメリットは雇用保険の加入期間がリセットされることです。

雇用保険の加入期間が長ければ長いほど、失業保険でもらえる金額(給付日数)が増えるため、リセットされるとデメリットとなります。

例えば、自己都合退職日場合の、雇用保険の加入期間による給付日数の差は以下通りです。

雇用保険の加入期間1年未満5年以上〜10年未満10年以上〜20年未満20年以上
30歳未満90日90日120日該当なし
30歳以上〜35歳未満90日120日180日240日
35歳以上〜45歳未満90日150日180日270日
参照:ハローワーク公式

このように、加入期間の長さによって失業保険の給付日数が大きく変わります。

一度失業保険をもらうと、雇用保険の加入期間がリセットされて、ゼロからのスタートです。

金銭的に余裕があり、雇用保険の加入期間が長い場合は失業保険をもらわないという手もあることを覚えておきましょう。

失業保険を一度もらうと次、いつもらえるのか気になる人は以下の記事を参考にしてください。

働いていない空白期間が長くなる

失業保険は最初の振り込みがスタートするまでに意外と時間がかかります

後ほど解説しますが、特に自己都合退職の場合は3ヶ月は時間が必要です。

失業保険をもらい終わってから働き始めようと思うと、空白期間が長くなり就職活動に影響する可能性がある点がデメリットと言えます。

自己都合退職の場合もらい始めるまでに約3ヶ月かかる

自己都合退職の場合は、失業保険の最初の振り込みまで約3ヶ月かかります。

自己都合で退職してから失業保険をもらうまでのスケジュール例
  • ①退職後して10日前後で離職票が届く
  • ②離職票が届き次第、ハローワークで失業保険の手続きをする
  • ③7日間の待機期間を過ごす(この期間に雇用保険説明会への参加)
  • ④2ヶ月間の給付制限を過ごす(この期間に2回の認定日がある)
  • ⑤2回目の認定日から約1週間で最初の振り込みがある

上記のスケジュールで失業保険が振り込まれます。

ここまで10日+ 7日+ 60日+ 7日=84日、つまり約3ヶ月です。

もらい始めるまでに3ヶ月が必要なだけでなく、90日の給付日数の場合、退職してからもらい終わるまでに約6ヶ月かかります。

空白期間が空くだけでなく、労働意欲が失われてしまう人もいるでしょう。

再就職へのスケジュールに計画性を持って失業保険をもらうことをおすすめします。

誤って不正受給してしまうと大きなペナルティがある

失業保険の不正受給は非常に重たいペナルティが課せられます。

悪質な場合は受給した金額にプラスして2倍の金額を支払を命じられてしまうのです。

悪質でなく、単に勘違いしていただけでもペナルティは課せられますので、注意しましょう。

特に注意するべきは、失業保険の受給期間のアルバイトや派遣労働です。

失業保険をもらいながらアルバイトをしたい場合は、以下の記事をご覧ください。

失業保険をもらわない方が得する場合とは?

失業保険をもらわない方が得する場合とは?

ここまで失業保険をもらうことのデメリットを解説しました。

次に、失業保険をもらわない方が得するケースについて紹介します。

雇用保険の加入期間が5年や10年、20年に近い場合

雇用保険の加入期間が5年・10年・20年を目前としている場合はもらわない方が得する可能性があります。

雇用保険の加入期間が5年や10年、20年に達すると失業保険の給付日数が増えるからです。

次の仕事が肌に合わなかったり、職場の人間関係で辞めたくなった時のために、失業保険をもらわず置いておいてもいいでしょう。

一度退職しても、1年以内に再就職すれば雇用保険の加入期間はリセットされず、加算されていきます。

失業保険をもらうか迷った際は、雇用保険の加入期間を確認してみましょう。

また、すぐに再就職しようと思っている場合も、受給せずに雇用保険の加入期間を加算する方が得でしょう。

失業保険を満額もらうために必要な期間を知っておこう

失業保険を満額もらうために必要な期間を知っておこう

失業保険を満額もらうための期間をご存じでしょうか?

失業保険の給付日数が最短であったとしても90日分給付されます。

それに失業保険の手続きや自己都合退職による給付制限などが加わると最短でも約半年は必要です。

失業保険を何がなんでも全額受給しようと思うと非常に長い時間がかかります。

一度働き始めると、半年間という長期休暇を取ることは難しいので貴重な時間となるでしょう。

しかし、先述した通り、空白期間が長くなると再就職に影響することも忘れないようにしておくべきです。

空白期間が気になるなら再就職手当を狙おう

空白期間が気になるなら再就職手当を狙おう

失業保険を全額受け取るまで就職できず、空白期間が気になる場合は再就職手当の受給をおすすめします。

再就職手当は、失業状態にある人が早期に再就職した際にもらえる給付金です。

金額は状況によって異なりますが、失業保険の60%〜70%程度がもらえます。

空白期間を作らずに、まとまった金額を一度にもらえる制度です。

失業保険をもらいたいけど、空白期間が気になる人は、再就職手当をもらいましょう。

再就職手当にも条件や注意点があります。

気になる人は以下の記事を参考にしてください。

まとめ

この記事では失業保険をもらうことのデメリットを解説しました。

失業保険は仕事を辞めた際に生活を支えてくれる大変便利な制度です。

失業状態でもお金をもらえるという大きなメリットがありつつ、多少デメリットがあることを覚えておきましょう。

最後にこの記事の内容をまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 失業保険を一度もらうと雇用保険の加入期間がリセットされてゼロになる
  • 失業保険をもらおうと思うと、働いていない空白期間が長くなる
  • 失業保険は自己都合退職の場合もらい始めるまでに約3ヶ月かかる
  • 失業保険は誤って不正受給してしまうと大きなペナルティがある
  • 雇用保険の加入期間が5年・10年・20年直近の場合はもらわない方が得する可能性がある
  • 失業保険を全額もらい終わるまで半年はかかる
  • 空白期間が気になる場合は再就職手当をもらおう

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